ダメ女、懲りずにまた恋。①
ダメ女、懲りずにまた恋。②
上の記事のつづきです!興味のある方だけどうぞ!
指輪の件があって以来、バンビ君にモヤっとした疑いを持つようになってしまった私。
お休みの日に連絡がずっと来ないと、いま誰と居るんだろう…とか。
一緒に居る時に携帯が鳴ると、誰からメールきたんだろう…とか。
そしていつしか、存在するのか、しないのか分からない女性に対して嫉妬するようになっていました。
バンビ君からメールの返事が遅くなると怒ってしまったり、本当は彼女いるんでしょ?と、何度も問い詰めたり。
だけど、その時のバンビ君の態度もなんとなく、はっきりしないというか、私のモヤっと感をさらに増長させるようなものでした。
そんなモヤっとした感情を抱えながら、バンビ君とカラオケに行った時の事。
会えばやっぱり楽しい。
年代も近いし、二人きりだけど盛り上がるカラオケ。
本当に楽しい時間を過ごしていたのに、バンビの携帯が鳴ると、一気に不信感でいっぱいになる私の心。。。
抱えきれない不安がとうとう表に出てしまった私。
私 「携帯がまた鳴ってるよ!」
バ 『え!ああ、友達でしょ。』
私 「友達ー?友達がそんなしょっ中メールする!?」
バ 『うーん、、あ、コンタクトレンズのやつからだ。』
私 「コンタクトレンズー?コンタクトレンズからそんなしょっ中メールくる!?」
バ 『いや、くるでしょ!』
私 「もうさ、何か隠してるのならお願いだから教えてほしい。こういう感情からもう解放してほしい。」
バ 『……うーん。』
と、言葉に詰まるバンビ君に優しく問いかける三十路。
私 「結婚…してるの?」
バ 『いや、結婚は本当にしてない。』
私 「じゃあ彼女がいるの?」
バ 『いや、それも本当に別れた。』
私 「じゃあ何?」
バ 『いや、何もないって!』
私 「バンビ君、もう無理だよ。あなた嘘下手すぎるんだって」
バ 『…うーん』
そこで、ハッとこれまでに考えもしなかった事が頭に浮かぶ三十路。
私 「もしかして、彼女っぽい子が居るとか?」
バ 『…う~ん、、、まあ、、、付き合うとかは絶対ないけどそういう感じの子はいる。』
私 「何それ、、、、、、」
バ 『まあ、たまに会ったりする子はいる。』
私 ( ゚Д゚)
バ 『でも、本当に好きとかいう感情は全くない!』
私 ( ゚Д゚)
バ 『…傷つけたよね…?ああ~もうだから絶対言いたくなかったのに~ああ~もう~ああ…』
と、私以上にへこむ様子のバンビ。
私 「いや、、、へこみたいのはこっちだし…」
バ 『そうだね。。』
私 「まあでも、別に私はバンビ君の彼女とかではないし、何も言わないよ」
バ 『…傷ついた?』
私 「別に大丈夫。」
バ 『いや、じゃあなんでそんな泣きそうな顔してるの!』
と、言われると泣いてしまうのが、人間だもの。
自分の意思に反して次から次に溢れ出す私の涙に、うろたえるバンビ。
そういうバンビにさらに追い打ちをかける三十路。
私 「私、学習しないから…すぐ信用しちゃって……学習しない私が悪いがらああああ(´;ω;`)」
バ 『悪くない悪くない!三十路ちゃんは悪くない!』
私 (´;ω;`)
こういう状態がしばらく続き、思い切り泣いた私は頭も心もなんだかスッキリ。
私 「OK!!」
バ 『え?オーケー?何が?』
私 「いや、バンビ君が何を隠していたのかが分かったからさ。OK!OK!」
バ 『いや、オッケーじゃないでしょ。三十路ちゃんの事傷つけてしまった…』
私 「いや、私なら大丈夫!OK!OK!」
なぜか、OK!OK!言いながら帰り支度を始める三十路。
バ 『もうメールも辞める?』
私 「いや、そりゃそうでしょ!」
バ 『そっか…』
私 「よし、じゃあ帰るわ~仕事頑張ってね。」
と、一切バンビの顔を見ずにカラオケを後にしました。
その帰り道が本当にきつかった。
絶望の中に急に放り込まれて、思考停止状態。
なぜかコンビニに寄ってフライドポテトを買ってそれを食べながら帰りました。
途中バンビから、ごめんね、さよなら。というメールが届いたけど、
もうなんだかよく分からない感情と絶望感でいっぱいいっぱい。
つづく